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経済分析の哲人が斬る!市場トピックの深層

経済分析の哲人が斬る!市場トピックの深層

見せかけの緩和強化と正常化の二兎を追えなくなった日銀の「次の一手」

Photo:PIXTA

 米FRB(連邦準備制度理事会)による利下げの可能性が高まっていることもあり、日本銀行も何らかの政策対応をとるとの見方が強まっている。

 ただ、利上げを続けてきた米国に比べれば政策対応の余地が限られており、金融政策の正常化がさらに遠のくような政策対応は日銀としても避けたい。

 日銀の「次の一手」は、政策金利の小幅引き下げとイールドカーブ・コントロールの強化の合わせ技ではないか。

16年9月以降「複雑な課題」追ってきた日銀

 2013年3月に就任した黒田総裁の下、日銀は「量的・質的金融緩和」の導入(13年4月4日)、「量的・質的金融緩和」の拡大(14年10月31日)、さらに「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」(16年1月29日)と、異次元の金融緩和を強化してきた。

筆者名:鈴木明彦

[2019/07/10 09:00]

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