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英保守党党首選は一騎打ちに、どちらが当選でもブレグジット混迷は不可避

Photo:EPA=JIJI

決選投票は前外相vs現外相の一騎打ちに

 メイ英首相の後任となる英国の保守党の党首選は、得票が下位の立候補者を振り落とす投票を繰り返し、最終的にボリス・ジョンソン前外相とジェレミー・ハント外相の一騎打ちとなった。新首相がジョンソン氏、ハント氏どちらになってもブレグジットを巡って混迷が続くことは避けられない。

 両氏とも、EU(欧州連合)離脱後の2020年12月末の移行期間終了後(21年12月末までは延長できる)、アイルランドとの国境に物理的な壁を作らない方策が見つかるまで、英国全体が関税同盟に残るという、現在のEUと合意した離脱協定案にある安全策の見直しを求めるという点では一致する。

 英国とアイルランドの間に、関税の壁が復活した際に、物理的な税関のような施設を作らずにすむ方策は、現在のところ見つかっていない。現状では、英国は離脱後も関税同盟に残り続けることになる。それゆえ、英国のいわゆる強硬離脱派は、EUとの離脱協定案見直しを主張する。

 その進め方で両氏の考えが分かれる。ジョンソン氏は、10月末の離脱期限までに議会の合意が得られなくても、離脱するという合意なき離脱も辞さない姿勢だ。離脱協定案に盛り込まれたEUへの約390億ポンド(約5兆3000億円)の清算金について、支払いを保留する考えも示している。EUに対する交渉材料とするためとみられる。

筆者名:ダイヤモンド編集部,竹田孝洋

[2019/07/01 09:00]

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